5人以下のビジネスチャット比較:Slack・Chatwork・Teamsの無料範囲
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5人以下の会社のチャットは、社員数だけで決めず、誰と連絡するか、何か月前まで探すか、何人で会議するかを先に決めると選びやすくなります。取引先が使うサービスに合わせる必要と、社内の連絡先を一本化する必要も分けて考えましょう。
無料版を比べると、SlackとChatworkは過去履歴の閲覧期間が大きな判断点です。Teams無料版は会議の候補になりますが、会社で管理するMicrosoft 365のTeamsと同一条件ではありません。ここでは2026年10月8日時点の公式情報から、選定条件を整理します。
社内用と取引先用のチャットを分けて考える
一人事業でも、取引先ごとにSlackやChatworkへ参加することがあります。その場合、自分の社内用ツールを新たに契約しても、取引先の連絡先が減るわけではありません。
まず、架空の3人の制作会社なら次のように整理できます。
| 連絡相手 | 現状 | 判断 |
|---|---|---|
| 社内3人 | メールと個別メッセージが混在 | 社内の相談先を一つ決める |
| 顧客A | Chatworkを指定 | 顧客の運用に合わせる |
| 外注先B | Slackを指定 | 対象案件の連絡先として使う |
| 初回相談の相手 | チャット登録なし | メールと会議URLで対応する |
全員を新サービスに招待する前に、社内の決定事項を残す場所を一つ決めます。外部とのやり取りをすべてコピーする必要はありませんが、納期変更や追加費用の合意が個人のチャットだけに残らないようにします。
無料版は履歴と会議の制限から比べる
| サービス | 無料で確認できる主な条件 | 少人数でも注意する点 |
|---|---|---|
| Slack | 直近90日のメッセージ・ファイル表示、アプリ最大10個、ハドルは1対1 | 長期案件の経緯を後で探す運用に制限が出る |
| Chatwork | メッセージ閲覧は直近40日、無料のビデオ通話は1対1を基準に確認 | 月をまたぐ確認と組織外コンタクト数を点検 |
| Teams無料版 | 会議は最大100人・60分、ファイル保存5 GB、チャット機能 | 職場用Teamsの組織管理や機能と混同しない |
Slackは90日を超えた内容が非表示となり、1年以上経過した内容は削除の対象です。さらに保存設定で90日後に削除する場合があります。Chatworkの無料条件は組織外コンタクト20人/ユーザー、ストレージ10 GB/組織です。Slack無料制限、Slack料金・会議条件、Chatwork料金
Teams無料版の数値は、個人向けを含む公式の無料版比較に基づきます。法人の管理者が退職者のアカウントやチームを管理する設計が必要なら、無料版の人数枠だけで判断せず、一般法人向け契約を別に確認します。Teams無料版の機能比較
1人・3人・5人の費用は必要な有料席を数える
無料で始める場合、3人や5人というだけで有料契約が必須になるわけではありません。一方、有料版へ変える際は、社内全員が同じ有料環境を使う人数で予算を作ります。一人分の表示価格を会社全体の価格として読まないようにしましょう。
Chatworkスタンダードの公式表示は、年契約で1人月額700円、月契約で840円、いずれも税抜です。社内の対象者全員を契約する単純計算は次のとおりです。Chatworkの契約別料金
| 契約人数 | 年契約の月額換算・税抜 | 年間額・税抜 | 月契約の月額・税抜 |
|---|---|---|---|
| 1人 | 700円 | 8,400円 | 840円 |
| 3人 | 2,100円 | 25,200円 | 2,520円 |
| 5人 | 3,500円 | 42,000円 | 4,200円 |
この表は同じサービス内の契約差であり、他サービスを含む最安順位ではありません。Teamsを含むMicrosoft 365を既に契約しているなら、その範囲で必要な社内チャットが使えるかを先に確認します。Teamsなしの契約もあるため、製品名だけで判断せず契約内容を見ます。
3人以上の会議をするならチャットとは別に確認する
SlackとChatworkの無料版で1対1のビデオ通話ができても、社内3人のビデオ会議を同じ条件で開けるとは限りません。Chatworkのヘルプでは、人数上限を超えると音声通話へ切り替わること、通話開始時の参加メンバーのプランによって上限が変わることも案内されています。音声だけでよいか、全員の映像が必要かを分けて確認します。Chatworkの通話人数の条件
比較では、参加人数、時間、録画の必要性、外部の人が参加する手順を確認します。無料Teamsの60分枠に収まるとしても、録画が必要なら公式の機能表を別に確認してください。無料枠の参加人数だけを見て「会議要件をすべて満たす」とは判断しません。
チャットと会議が別サービスでも、予定表に参加URLを置けば運用できる場合があります。切り替えが負担になるほど会議が多い場合に、統合された有料環境の総額を比べます。
通知の整理と正式記録の置き場を決める
新しいチャットを導入しても、すべての通知を全員へ送ると重要な依頼が埋もれます。架空の3人会社なら「全員への連絡」「案件ごとの相談」「急ぎの呼び出し」を分け、通常の確認依頼に回答期限を書きます。
案件:A社のパンフレット
確認してほしいこと:表紙案の色を決める
回答期限:10月12日15時
原本:案件フォルダの提案書第2版
決定後の記録先:案件台帳の決定事項欄
この形なら、担当者は何を返すか判断できます。チャットへの投稿と、決定内容の正式な保存は別です。顧客の合意、納品物、契約文書を無料チャットの閲覧期間だけに依存させない運用にします。
無料継続・既契約の活用・有料化を選び分ける
無料継続が合うのは、短期間の連絡が中心で、正式な記録を別に残し、会議や外部人数も無料条件に収まる場合です。既契約の活用が合うのは、Microsoft 365などで社内の連絡と会議を十分に行える場合です。
有料化を検討するのは、過去の会話を頻繁に探す、顧客との連絡人数が上限に近い、会議とチャットの切り替えが支障になる、といった具体的な不足があるときです。単に「5人になったから」ではなく、不足している条件と費用を対応させましょう。
Slackの履歴と記録の分け方は無料版の90日制限と運用、Chatworkの無料枠は少人数でのChatwork運用で詳しく確認できます。