CRMを解約すると顧客データは戻せる?CSV・履歴・添付の取り出し確認
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CRMの解約前は、顧客一覧のCSVだけでなく、案件、活動履歴、添付、関連付けをどこまで取り出せるか確認します。ファイルをダウンロードできても、別の仕組みで同じ画面を再現できるとは限りません。
解約日を決める前に、少量の書き出しを開き、必要な情報を読める状態にします。契約を終了してから取り出せる前提で進めないことが重要です。
残す情報を業務で使う単位に分ける
| 情報 | 取り出し後にしたいこと | 確認する内容 |
|---|---|---|
| 顧客・担当者 | 連絡先を探す | 名前、ID、メール、電話 |
| 案件 | 進行中の仕事を続ける | 状態、担当、次回対応 |
| 活動履歴 | 過去の約束を確認 | 日付、本文、対象案件 |
| 添付 | 見積や資料を開く | ファイル本体と対応関係 |
| 設定 | 次の仕組みを作る | 項目名、選択肢、必要な自動化 |
すべてを同じ形式で保存できるとは限りません。設定情報は画面の記録や別の一覧が必要な場合もあります。業務で必要な情報から優先順位を付けてください。
エクスポートと全体バックアップを区別する
CRMでは、一覧から選んだデータを出す機能と、複数のデータや添付を含むバックアップが別に用意される場合があります。
Zoho CRMの公式説明でも、データのエクスポートと全体バックアップを区別しています。対象プランで利用できる方法、申請から取得までの流れ、対象範囲を確認してください。Zoho CRMのエクスポート説明
「全部選択」と表示されていても、その画面で扱う種類だけが対象かもしれません。顧客表の全件とCRM全体の全データを混同しないようにします。
まず一社・二案件・三履歴を取り出して照合する
少量の確認では、関連するデータを含めます。一社だけの連絡先を出すより、その会社の複数案件と履歴を合わせる方が、対応関係を確かめやすくなります。
| 検証用の内容 | 期待する結果 |
|---|---|
| 顧客C001 | 日本語と連絡先が読める |
| 案件D001・D002 | 同じ顧客に属すると分かる |
| 履歴H001〜H003 | 日付と対象案件を対応付けられる |
| 見積PDF一つ | ファイルが開き、採用版が分かる |
| 次回対応一つ | 期限と担当を次の管理先へ移せる |
書き出し後、件数だけでなく、ID、日付、改行、電話番号を確認します。添付のURLだけが残る場合は、解約後もそのURLへアクセスできるかを別に確認し、必要なら契約中にファイル本体を取得します。
次のソフトへの取り込みは別の検証にする
旧CRMから書き出せても、新CRMが同じ形式をそのまま読めるとは限りません。項目名、必須条件、関連付けの方式、更新用IDが異なるためです。
HubSpotのインポート要件でも、対象レコードと識別子、関連付けを整理する必要があります。移行先の仕様に合わせて作業用ファイルを作り、元の書き出しファイルは変更せず残します。HubSpotのインポートファイル要件
過去の全履歴を移せない場合は、進行中案件を新CRM、過去履歴を検索できる保管庫へ分ける選択肢もあります。その場合、案件IDから過去情報へたどれるようにしておきます。
切替日と最後の差分を決める
移行中に旧CRMへ入力を続けると、最初の書き出し後に増えた情報が残ります。切替日を決め、最終の差分をどう回収するかを計画します。
架空の小規模事業なら、金曜日の業務終了後に最後の書き出しを行い、月曜日から新しい台帳へ入力する方法が考えられます。ただし、休日も予約や問い合わせが入るなら、その流入先も切り替える必要があります。
メール、フォーム、自動処理などの連携を止める順番も記録します。顧客への窓口が旧CRMに残ったまま解約されないように、連絡経路を一覧にしてください。
保存物を確認してから解約を確定する
解約前の合格条件は、進行中案件を続けられる、過去の約束を読める、必要な資料を開ける、顧客の入口が新しい仕組みへ移っていることです。
保存ファイルは、必要な担当者がアクセスできる場所へ置きます。一人のパソコンにだけ保存して終わりにせず、バックアップと閲覧範囲を決めてください。
試用段階からこの出口を確認しておくと、導入後の不安も減らせます。既存Excelへ戻す場合は、移行の20件テストと同様に、日本語・日付・IDの往復確認を行ってから解約へ進みましょう。