自作ホームページを引き継ぐ・乗り換える:ドメインと原稿を失わない確認表
この記事の内容
ホームページを引き継ぐときは、編集画面のログインだけでなく、ドメイン、公開環境、メール、原稿、画像、問い合わせの保存先を確認します。見た目のページを作り直せても、仕事の窓口が動くとは限りません。
自作から外注へ移る場合も、別サービスへ乗り換える場合も、最初に管理対象を一覧にします。解約は、新しいサイトと連絡経路を確認した後に判断してください。
サイト・ドメイン・メールの契約を分けて棚卸しする
| 対象 | 架空の管理例 | 引き継ぎで確かめること |
|---|---|---|
| 独自ドメイン | 代表が契約 | 更新・DNSを変更できる人 |
| サイト公開 | サイト作成サービス | 所有者とプラン |
| 業務メール | 別のメールサービス | 受信先と認証設定 |
| 予約 | 外部予約サービス | 台帳と公開URL |
| 原稿・画像 | 共有フォルダ | 元データと利用条件 |
同じ会社から請求されていても、サービスの役割は別です。ドメイン付きサーバーを解約したときの特典終了など、契約同士の条件も確認します。
メールが同じドメインを使っている場合は、サイト切替時にDNS全体を不用意に置き換えず、現在の設定を控えます。作業担当へ、Webとメールの両方を使っていることを明確に伝えてください。
原稿と画像は公開画面以外の形で残す
ページを見られることと、元の文章や画像を編集可能な形で持っていることは別です。原稿、元画像、ロゴ、図表、公開許可の記録を整理します。
WordPressにはコンテンツをエクスポートする機能がありますが、それだけでサーバー全体やすべての設定の複製になるとは限りません。必要な範囲に応じて、ファイルとデータベースを含むバックアップを確認します。WordPressのエクスポート、更新前のバックアップ説明
ノーコードサービスも、出力できるコンテンツ、画像、フォーム回答の範囲を確認します。デザインを別サービスへ自動で完全移行できると決めつけず、必要なら原稿を使って作り直す計画にします。
旧ページと新ページの対応表を作る
URLが変わる場合は、旧ページをどの新ページへ対応させるかを決めます。全ページをトップへまとめて送ればよいとは限りません。
| 旧ページの役割 | 新ページの対応例 | 確認 |
|---|---|---|
| サービス紹介 | 同じサービスの新ページ | 内容が欠けていない |
| 実績一覧 | 新しい実績一覧 | 個別実績への入口がある |
| 問い合わせ | 新しいフォーム | 送信できる |
| 予約案内 | 現行予約ページ | 予約内容が一致する |
検索エンジン向けの移転処理が必要な場合は、Googleのサイト移転ガイドを基準に、URL変更と転送を設計します。Googleのサイト移転ガイド
アクセスや検索順位が必ず維持されるとは保証できません。特に多くの記事を持つサイトは、移行前後に対象URLと計測を確認できる体制を用意します。
問い合わせ・予約・計測を別々に引き継ぐ
問い合わせフォームは、新しいページに見た目が載っていても、通知先や保存先が旧担当者のままかもしれません。顧客役で送信し、新担当が確認して返信できるところまで試します。
予約サービスへのリンク、地図、資料ダウンロードも確認します。計測を使う場合は、管理アカウントと対象サイトを引き継ぎ、旧サイトと新サイトの数値を混同しないよう切替日を残します。
外注先が解析用のタグを入れていた場合は、何のための設定かを一覧にします。名前の分からないコードをそのまま移すより、必要な機能を確認して再設定する方が管理しやすくなります。
切替日は更新停止と確認担当を決める
移行中に旧サイトへ原稿が追加されると、どちらが最新か分からなくなります。原稿更新を止める時間と、最後の差分を新サイトへ入れる担当を決めます。
切替後は、トップ、主要ページ、スマホ表示、フォーム、予約リンク、業務メールを確認します。問題が出た場合に戻す範囲と担当も、事前に決めておきます。
少人数でも「制作担当が大丈夫と言った」で終えず、事業側が顧客の操作を一往復確認します。公開完了と業務の引き継ぎ完了を分けることが重要です。
新しい管理者が更新できてから旧契約を整理する
引き継ぎの最後は、新しい担当者が営業時間などの軽微な変更を実行し、公開を確認することです。管理者、請求先、復旧連絡先も事業側で把握します。
旧契約は、新サイトの動作と必要データの保存を確認してから、更新日と解約条件に沿って整理します。特典ドメインや業務メールが含まれている場合は、サイトだけを止めるつもりで他の機能を止めないよう注意してください。
独自ドメインの管理表を更新し、原稿・契約・日常操作の三つを次の担当へ渡せれば、公開後の運用も続けやすくなります。