サイト・予約・販売

個人のネットショップ開設:BASE・STORES・Shopifyの選び方

BASE・STORES・Shopifyを個人の物販で比較。無料月額と手数料を分け、注文単価の計算例、送料・返品・スタッフ権限から開設先を選びます。
この記事の内容
  1. 商品を10点選んで売り方の条件を書き出す
  2. 月額無料と販売時の手数料を別々に見る
  3. 注文単価が小さいと固定額の手数料が効く
  4. 送料・出荷・返品まで一件の注文を通す
  5. 3人・5人運営では編集人数と作業分担も比較する
  6. 開店前に固定費と注文処理の両方を判定する
  7. 関連記事

個人でネットショップを始めるなら、売上がまだ読めない段階では固定費を抑えた構成を候補にできます。販売する商品や注文の処理が固まっていて、独自の運用や外部連携を必要とするなら、有料プランを含めて比較します。

BASE・STORES・Shopifyは、月額と決済手数料だけでなく、商品の登録、送料、出荷、返品まで同じ条件で試すことが大切です。この記事は物販のネットショップを中心に扱い、予約受付や店舗POSの選び方とは分けます。公式料金の確認日は2026年10月8日です。

商品を10点選んで売り方の条件を書き出す

先にサービスへ登録するより、実際に売る予定の商品を10点程度選び、販売条件を整理します。色・サイズの種類、在庫の数え方、配送サイズ、取り寄せ品の扱いが分かると、試す機能が明確になります。

架空の手作り雑貨店なら、次のように条件をそろえます。

商品在庫の単位配送で確認すること
ポーチ色別に5個ずつ2個まで同梱できるか
マグカップ柄別に3個ずつ割れ物として配送サイズを変えるか
受注制作の袋注文後に制作発送までの日数を伝えられるか
ギフトセットセットで在庫を持つ単品と在庫を共有する必要があるか

この段階で難しい条件が多いなら、機能を追加する前に売り方を単純にする方法もあります。開店時は配送方法を絞り、慣れてから選択肢を増やすと、注文ごとの判断を減らせます。

月額無料と販売時の手数料を別々に見る

月額無料は、売れたときの費用も0円という意味ではありません。決済方法、注文経路、振込などで別の費用が生じるため、料金ページの注記を確認します。

サービス小さく始める際の料金の入口次に確認する条件
BASEスタンダードは初期・月額0円決済手数料、サービス利用料、注文経路
STORESフリープランは月額0円決済方法別の手数料と有料化の必要性
ShopifyBasicなどの月額プラン決済構成、必要アプリ、編集人数

BASEのスタンダードで通常のWeb注文にカード決済を使う場合、基本の計算は3.6%+40円にサービス利用料3%を加えた6.6%+40円です。PAY IDアプリ経由や一部決済手段は別条件です。STORESのフリープランは決済手数料5.5%〜と案内されています。「〜」の料金は全決済方法に同率が適用される意味ではありません。BASE料金、STORES料金

Shopifyは月額、カード手数料、利用する決済サービスや追加アプリを合わせて確認します。期間限定の導入割引は、通常運用の予算から分けて考えてください。Shopify料金

注文単価が小さいと固定額の手数料が効く

手数料に注文ごとの固定額がある場合は、売上額だけでなく注文数も必要です。以下はBASEの上記Web・通常カード条件だけを使い、端数処理前の考え方を示した例です。

1注文の決済対象額6.6%の部分固定40円を加えた試算対象額に占める割合
1,000円66円106円10.6%
5,000円330円370円7.4%
10,000円660円700円7.0%

この表には振込費用、送料、原価、梱包費を含めていません。また、実際の計算対象額と端数処理はサービスの条件に従います。同じ月商でも、低単価の注文が多い店と高単価の注文が少ない店では費用が変わることが分かります。

比較するときは、平均注文額と月の注文件数を仮置きし、採用予定の決済方法で計算します。一つの手数料率だけで「最安」と決めないようにしましょう。

送料・出荷・返品まで一件の注文を通す

ショップの見た目が完成しても、注文後の作業が回らなければ運用は続きません。テストでは、一商品だけの注文に加えて、異なる配送条件の商品を同時に買う場合を確認します。

見るのは、購入画面の送料、在庫減算、注文通知、発送案内、キャンセル時の在庫と返金です。購入者役と店側の役を分けると、案内が不足している箇所を見つけやすくなります。

実決済を伴うテストは、各サービスが用意するテスト方法や取消条件を確認したうえで行います。この記事では各製品で購入・返金を実測していないため、処理時間や操作の簡単さの順位は付けていません。

3人・5人運営では編集人数と作業分担も比較する

一人で始める場合、代表が商品登録から発送まで担当できます。人数が増えたら、アカウントを共用するより、誰がどの作業をするかを先に決めます。

役割任せる作業の例必要な範囲
代表支払情報、設定、例外対応契約と管理権限
商品担当写真、説明、在庫修正商品編集
出荷担当注文確認、発送案内注文と配送情報
外注担当画像や原稿の制作必要素材だけを共有

編集者やスタッフを追加できる数・料金はプランごとに確認します。代表一人で契約すれば全員が同じ条件で管理できるとは限りません。外注先に売上や購入者情報を見せる必要があるかも、役割ごとに判断します。

Shopifyを含め、必要なアプリを追加する構成では、そのアプリ側の課金人数や注文数の条件も見ます。本体の料金にすべて含まれる前提で計算しないことが大切です。

開店前に固定費と注文処理の両方を判定する

無料プランで必要な商品、送料、出荷を運用できるなら、売上が見えるまで固定費を抑える選択ができます。有料プランは、手数料の差、必要機能、作業負担を含めて比較し、実際の注文構成で判断します。

最初の10商品を登録し、送料違いの注文とキャンセルの流れを確認したうえで、開店後に毎日行う作業を書き出してください。見た目の好みだけで決めず、受注から発送まで一人でも迷わず進められるかが、開業時の重要な選定基準です。

事業紹介が主目的で、販売は補助的なら、ホームページの作成方法とショップを分けて設計しても構いません。最初から予約、POS、商品販売を一つにまとめる必要があるかを、実際の業務から判断しましょう。

関連記事

情報の確認について

料金・機能は記事内に記載した確認時点の情報です。申し込み前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。

主な情報の確認日:2026.10.08

編集方針・情報の確認方法 →