継続顧客への再提案を管理する:更新前フォローの台帳と連絡日
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継続顧客への営業フォローは、契約の更新日を記録するだけでは足りません。顧客が次の予算や発注方針を決める前に、利用状況を聞き、必要な提案を準備する日を管理します。
この記事では、解約予告や契約条項の管理ではなく、営業としての再提案と更新前の連絡を扱います。法的な期限は別の契約台帳で確認し、営業予定へ必要な参照を付けます。
更新日より顧客が決める日を先に聞く
満了日の一週間前に連絡しても、顧客側の予算が既に決まっている場合があります。営業上は、満了日、顧客の検討時期、見積が必要な日を分けて把握します。
架空の年間制作契約なら、契約更新は4月でも、予算検討が1月、社内申請が2月という流れが考えられます。その場合、提案準備は前年末から必要になります。
顧客がいつ判断するか分からないなら、最初のフォローの目的を「継続しますか」ではなく、「次期の検討時期と必要資料を確認する」に置きます。
再提案台帳には契約番号と営業予定を分けて置く
| 顧客 | 契約の参照 | 顧客の検討時期 | 次回連絡 | 営業上の目的 |
|---|---|---|---|---|
| 青葉商店 | 契約K001 | 1月上旬 | 12月10日 | 次年度の制作量を聞く |
| 山田教室 | 契約K008 | 2月中旬 | 1月20日 | 春の募集予定を確認 |
| 海辺カフェ | 契約K012 | 随時 | 11月5日 | 新メニューの予定を聞く |
これは架空の記入例です。契約条件をこの表へすべて複製するのではなく、正式な契約管理先への参照を残します。営業上の連絡予定を変更しても、契約期限まで変更されたように見えない構成にしてください。
人数が増える場合は、顧客窓口と社内担当も記録します。更新提案を誰が出すかが決まっていないと、全員が更新日を知っていても作業が進みません。
利用状況は提案に必要な事実だけ集める
再提案の前には、契約している内容、実際に使われた内容、困っていること、次期に変わる予定を確認します。顧客の事業全体を無理に調査する必要はありません。
| 聞くこと | 質問の例 | 提案へ使う判断 |
|---|---|---|
| 使用状況 | 今期の制作物はどこで使いましたか | 続ける内容を見極める |
| 不足 | 間に合わなかった業務はありますか | 支援する範囲を考える |
| 変更予定 | 来期は店舗や商品が増えますか | 必要量と体制を調整する |
| 判断時期 | 見積はいつまでに必要ですか | 提出日から逆算する |
不満がないことと、現在の契約を同じ条件で続けることは同義ではありません。顧客の状況が変わったなら、縮小や一時停止も含めて適切な提案を考えます。
準備・面談・提案・回答待ちを別の段階にする
営業の状態を「更新待ち」だけにすると、何を待っているか分かりません。準備中、面談予定、提案提出済み、顧客検討中、継続確定、終了のように、次の行動が変わる区切りを作ります。
顧客がまだ見積を受け取っていない段階を「回答待ち」にしないことが大切です。提出予定と提出済みを分け、最新版の資料への参照を残します。
CRMのタスクを使う場合は、提案案件と期日を関連付けます。HubSpotではタスクの期日やリマインダーを設定できるため、必要な条件を対象プランで確認します。HubSpotのタスク作成
値上げや縮小は提案理由と顧客回答を残す
契約金額を変える提案では、変更理由と対象範囲を明記します。「値上げ済み」という短い記録だけでは、何が増えたのか、どの条件に顧客が合意したのか分かりません。
架空例なら「月2本から4本へ増加。追加撮影は別見積。顧客は本数増加を希望し、開始月は確認中」と残します。こちらの提案と顧客の確定回答を混ぜないようにしてください。
継続が決まらなかった場合も、見送り理由を確認できた範囲で記録します。推測の評価を断定せず、「予算削減との回答」「新担当の判断待ち」など事実を残します。
更新後は次の担当と次期フォローへつなぐ
継続が確定したら、正式な契約手続きの管理先と、実際の提供業務の担当へ引き継ぎます。営業台帳の受注状態だけで、契約手続きまで完了したと扱わないでください。
提供開始後の確認日も一つ決めます。提案した内容が実際に使われているかを早めに確認できれば、次の更新直前まで課題が放置されるのを防ぎやすくなります。
顧客数が少ないなら表計算で十分です。まず検討時期と次回連絡日をそろえ、日々のフォロー管理へつなぐことから始めましょう。