請求・契約

電子契約の訂正・取消・再送:締結状態ごとに対応を分ける

電子契約を訂正・取消・再送するときの対応を、未送信・相手確認中・締結済みに分けて解説。相手への連絡例と、送信料金・履歴の確認点を紹介します。
この記事の内容
  1. 最初に状態と誤りの種類を記録する
  2. 確認中の書類はサービスの取消条件に従う
  3. 訂正版は新しい版として相手に示す
  4. 締結済みのPDFを上書きしない
  5. 再送の費用と最後の状態を確認する
  6. 関連記事

電子契約の誤りに気付いたら、最初に確認するのは「相手がどこまで同意したか」です。まだ送っていない下書き、相手が確認中の書類、締結済みの契約では、進め方が変わります。新しいPDFを送る前に、現在の状態と相手への連絡をそろえましょう。

ソフト上の送信取消と、成立した契約の変更・終了は別の問題です。締結済みの内容を変える場合は、変更方法について相手と確認し、必要に応じて法務の専門家へ相談します。

最初に状態と誤りの種類を記録する

契約名、書類ID、送信日時、宛先、現在の表示状態、何が誤っているかを一行にまとめます。誤った宛先へ送った場合は、内容の訂正だけでなく、情報が誰に届いたかの確認も必要になります。

現在の状態まず行うこと避けたい行動
未送信の下書き元文書と入力欄を修正して再確認旧PDFを添付したまま送る
相手が確認中相手へ連絡し、取消可能な状態か確認新旧の依頼を並行で送る
一部の相手が同意済み全体の状態と取消仕様を確認一部同意を全体の締結と同一視する
締結済み変更の合意方法を整理する元ファイルの書換えで修正した扱いにする

誤りの例が氏名の表記か、金額か、業務範囲かでも影響が異なります。担当者だけで扱いを決めず、変更内容に応じて確認する人を選びます。

確認中の書類はサービスの取消条件に従う

クラウドサインでは「先方確認中」の書類について、送信者が取消を行う手順が案内されています。取消後は「却下」へ移り、確認依頼を受け取っている相手などに通知されます。書類管理者であれば誰でも取消できるわけではありません。公式の取消手順

この説明を他社のサービスへそのまま当てはめず、使用中のヘルプで対象状態と操作者を確認します。担当者が休みで操作できない場合に備え、問い合わせ先や管理者の役割も確認しておくと対応が進みます。

取消を押した後は、一覧の状態を読み直します。操作したつもりで画面を閉じず、取消理由と実施時刻を台帳に残してください。相手がすでに確認作業を始めていれば、通知だけでなく窓口にも状況を伝えます。

訂正版は新しい版として相手に示す

訂正後のPDFには版番号を付け、旧版と何が変わったかを短く記載します。架空例なら「契約金額の桁を訂正。業務範囲・納期の変更なし」のように書くと、確認箇所が分かります。変更箇所が複数ある場合は、差分一覧を付けます。

クラウドサインでは、有料プランで却下・締結済みの書類を複製して新しい下書きを作る機能があります。複製は過去の設定を引き継ぐため、宛先や金額、契約期間まで見直すことが必要です。複製の対象と引継項目

案内文の例は「先ほどの書類ID X001は取消済みです。金額を訂正したX002をお送りします。今回はこちらの内容をご確認ください」です。これは架空の連絡例であり、法的な変更合意の文面を代替するものではありません。

締結済みのPDFを上書きしない

締結済みの内容に変更が必要なら、元の合意内容を保持し、変更した事項との関係を明確にします。変更契約や覚書など、どの方法が適切かは契約内容と状況で異なります。ソフトの「削除」や「取消」の名称だけで法的な効果を判断しないでください。

台帳には元契約、変更に関する文書、それぞれの締結日、適用する範囲を記録します。単に最新ファイルを先頭に置くと、変更前の期間へどの条件が適用されるかを確認しにくくなります。

請求や作業の条件が変わる場合は、契約管理だけで完了にしません。請求予定、担当者への作業指示、納品期限など、影響する記録を確認し、どこを変更したかを残します。

再送の費用と最後の状態を確認する

クラウドサインの送信費用は、取消を行っても発生する案内です。訂正による新規送信と、同じ依頼の通知を再案内する操作を区別し、件数課金の対象を確認しましょう。取消時の費用

処理を終えるときは、旧書類の状態、新書類の状態、相手へ伝えた日時を並べます。「旧版は取消済み、新版は先方確認中」のように説明できれば、別担当者も続きを確認できます。

最後に誤りの発生箇所を一つ改善します。旧テンプレートの流用ならテンプレートの版を見直し、宛先の誤りなら送信前の照合を追加します。確認項目を無制限に増やすより、今回の原因に対応した確認を一つ組み込む方が続けやすくなります。

関連記事

情報の確認について

料金・機能は記事内に記載した確認時点の情報です。申し込み前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。

主な情報の確認日:2026.10.08

編集方針・情報の確認方法 →