初めて電子契約を送る手順:相手の受信から締結後の保管まで
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初めての電子契約は、PDFをアップロードする前に、相手が電子契約を受け取れるか、誰が内容を確認し、誰が署名するかを合わせると進めやすくなります。担当者のメールアドレスだけ分かっていても、その人が契約の承認をできるとは限りません。
まず一つの案件で、送信前の確認、受信側の操作、締結後の保存までを通します。ここでは製品を問わず準備する項目を中心に説明し、通知・保管の具体例としてクラウドサインの公式ヘルプを参照します。実際の画面を操作したレビューではありません。
相手に確認するのはメールアドレスだけではない
送信する前に、契約当事者の名称、窓口担当者、署名する人、社内確認の順序を確認します。「経理にも共有したい」という要望があれば、署名のための宛先なのか、締結済み書類を見るだけなのかを分けます。
| 役割 | 架空の制作契約での例 | 事前に確認する内容 |
|---|---|---|
| 契約当事者 | 青葉株式会社 | 書面に記載する正式名称 |
| 内容の確認者 | 制作担当の佐藤さん | 修正意見をまとめる人 |
| 署名する人 | 契約権限を持つ担当者 | 氏名・宛先・社内承認 |
| 締結後の共有先 | 経理担当 | 請求のために必要な範囲 |
同じ人が複数の役割を持つこともあります。ただし、役割が同じだと推測せず、相手に確認した結果を残しましょう。届いたメールを無断で別の人へ転送して署名してもらう運用を前提にせず、必要な転送・委任の扱いはサービスの仕様と相手のルールを確認します。
内容が確定したPDFに版番号を付ける
送信対象のPDFは、修正中の文書から区別します。たとえば「P024_制作契約_v03_送信用.pdf」とし、誰がいつ内容を確認したかを案件台帳へ残します。「最終」「最終2」のような名前だけでは、後日どれを送ったか分からなくなります。
書面の確認では、金額、業務範囲、納期、支払条件、添付資料の参照を見ます。本文が別紙の仕様書を参照しているなら、送信対象にその別紙が含まれるかも照合します。電子契約に送れる形式かという操作の問題と、契約内容の妥当性は分けて扱います。
送信直前は、登録した宛先を別資料から読み上げて確認すると誤入力を見つけやすくなります。メールの自動補完だけに頼らず、会社名と相手名も照合してください。署名欄が、対象者以外の欄へ割り当てられていないかも確認します。
テストでは相手側の画面と通知を見る
取引のない練習用文書を使い、許可されたテスト用宛先へ送ると、受信側で何をするかを把握できます。テストと明記し、本物の契約や顧客の個人情報を使わないようにします。テスト送信にも件数制限や料金が適用される場合があります。
試す順序は「通知が届く」「リンクを開く」「本文と添付を読む」「必要な入力をする」「完了を確認する」です。PCだけでなく、相手が主に使うスマートフォンからも確認できると、案内文を具体的にできます。
クラウドサインでは、依頼や締結完了などの状態に応じた通知メールが用意されています。ただし、通知が送られたことと、相手が内容を確認したことは同じではありません。通知メールの公式説明
未達と未対応を分けて連絡する
返答がないときに同じ契約を新規作成して何通も送ると、相手に複数のリンクが残ります。まず宛先、サービス上の状態、迷惑メールなどへの振分けを確認し、どのリンクを使うかを明確に案内します。
連絡例は「本日、契約名『P024 制作契約』の確認依頼をお送りしました。受信の有無だけご確認ください。修正が必要な場合は署名前にこのメールへお知らせください」です。急かす文面より、相手が取る行動を一つに絞る方が伝わります。
宛先や内容が誤っていたら、現状を確認して取消・再作成の手順に進みます。クラウドサインの取消操作は送信者が行い、確認依頼が届いている受信者などに取消通知が送られます。取消の対象と通知
締結済みのファイルと証明資料をそろえる
完了通知を見たら、契約のPDFと関連する証明資料を保存し、案件台帳に場所を記録します。送信前に作ったPDFを、締結済みファイルの代わりに保存しないようにしましょう。電子署名付きのファイルは、内容を再編集したものと区別します。
クラウドサインの合意締結証明書では、書類IDによって契約ファイルとの対応を確認できます。証明書のダウンロードにはアカウントが必要と案内されているため、相手が自力で取得できる範囲も確かめます。合意締結証明書の取得
最後に、契約名、締結状態、締結日、保存先、次に行う仕事を台帳へ記入します。電子契約の完了は、仕事を開始してよい条件の一つです。着手金の確認や素材の受領が別に必要なら、それも終えてから制作などの本作業を始めてください。